春の最上川
先日流してみたランが気になり、ふたたび春の最上川へと足を運んだ。
綺麗な薄水色の青空には雲ひとつなく、飛行機雲だけが空にくっきり残っていた。
この季節にしては珍しく風も穏やかで、右岸に立ってキャストしたラインが軽い追風に運ばれて、気持ちよく宙を舞っていった。
やや濁りの入った本流は音もなくゆっくりと流れている。
普段、暦通りの休みしかとれない僕にとってはなんとも穏やかな釣り日和だった。
もしかすると遡上してきているかもしれない櫻鱒を探す。
川底には所々に流木があり、時折フライが木々をかすめたときに手元に伝わる衝撃に緊張する場面も何度かあった。
広大な本流に変化を見つけ出すことは難しいけれど、いつかやってくるだろう出逢いに期待して何千、何万回とキャスティングを続けていきたい・・・
2月23日午前10時40分頃 月山の風景(山形県)
by akiranspey | 2011-02-23 18:02 | サクラマス