人気ブログランキング | 話題のタグを見る

SEPTEMBER・・・!!

SEPTEMBER・・・!!_b0072541_22205640.jpg


9月23日、曇天の空からは小雨が舞い、川に静かな波紋を作りだしていた・・・
その流れに濁りはなく、平水を保っている。
水温16.4度
はたして今日はどんなドラマが繰り広げられるのか・・・

9月初旬の台風の影響で、川の流れはかなり変化しており、以前は魚の溜まっていた場所が土砂で埋まり、また逆に好ポイントと成り代わったところも出現していた。

川幅にして30メートルくらいはあるだろうか・・・
流れの筋が両サイドにあり、その2本が作り出す筋は複雑な流れを形成している。

僕は迷わず11fのウェットロッドを選択した。
複雑な流れをまたぎ、送り込みたい流れへフライを容易に届けるためだ。

水面付近に魚の気配は感じられず、フローティングラインの先にシンキングリーダーを
結び、その先にここぞというときのお気に入りのウエットフライをセットする。
SEPTEMBER・・・!!_b0072541_222284.jpg

堰堤の上を右から左に流れの筋を丁寧に流す。思った以上に流れは重く、狙った層にはフライは届いていないようだ。
それでもワンキャスト毎にラインを出し、扇型を描くように次第に広範囲を探っていった。
自分のキャスティングレンジの限界を迎えるも、鱒からのコンタクトは皆無・・・

もう少し深場を探るべく、シンキングリーダーのラインウエイトをもう少し重いものに変えて再度キャストを開始する。

7,8投目、フライがスイングを終え、リトリーブを開始してすぐに手元にドスンという明確なアタリが伝わってきた!
軽くロッドを立てると鱒はグングンと力強く、そして重い流れに乗って下流へと下り始めた。
堰堤の上に立っていた僕は、その強い流れを下り降りることは不可能で、堰堤を回りこんで下流に降りるべくロッドと鱒のテンションを保ちながら、堰堤を横切るように移動する。

そしてもう少しで堰堤を回りこめるところまで来たときに、フッとラインが軽くなった。
テンションを保っていたはずだったが、足元に気を取られているうちに、鱒が反転流の中に入り込んでしまったようだ。
すぐさま、ラインを手繰り寄せ鱒の躍動感を感じようとするも、すでにフライの先に
生命感は感じられなかったんだ・・・


その後、ふたたび、先ほどよりも重量感のある鱒が僕のフライを見つけてくれた・・・
SEPTEMBER・・・!!_b0072541_22241886.jpg


最高のターゲット・・・
SEPTEMBER・・・!!_b0072541_22264427.jpg

by akiranspey | 2007-09-24 22:28 | 虹鱒

<< SLOW TIME You can feel・・・ >>