カテゴリ:北海道( 26 )

月と太陽

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真夜中にたどり着いた道東の本流。
冬の夜空には無数の星と輝く月がやけに眩しかった。
外気温はマイナス8℃、寒さのせいで車中泊も熟睡できずに朝を迎える。
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静寂に包まれた河原を歩くと、雪原を踏みしめる音だけがあたりに響きわたる。
相変わらずの無音の世界、時折り聞こえるのは空を渡る鳥たちの鳴き声だけだった。
数年前にはあたりまえのように出逢えた本流アメマスも、いろんな要因が重なり今では
その数も以前と比べると大幅に減っているよう・・・
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太陽が頭上まで登り、青く澄み渡った空があたり一面に広がる。
少しずつ春に近づく日差しに顔は陽に焼けそうだったけれど、川の水はまだ冷たくて
足先にその冷たさが次第に伝わってくる。
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何百回とキャストした中で、この日唯一の鱒からのコンタクトが一度だけ訪れた。
スイングが始まったあと、定期的に誘いを入れていると手元に鱒からのコンタクトが伝わる。
グンッグンッと鱒のヘッドシェイクがロッドを通して手元に伝わり、ラインを回収して鱒を岸に寄せる。でも最後の抵抗を見せた首振りのあと、手元に伝わっていた鱒の躍動感はフッと失われてしまった。
そして、西に傾く陽の光はこの日の終焉を告げる。
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翌日には日高の流れへと場所を移す。
岸際の浅い流れには、小さな魚が群れていたので、オリーブベースのストリーマーを結ぶ。
鱒のたまりそうな深場にフライを送り込んでいくと、この日最初のコンタクトが訪れる。
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ガツンといい感じでのコンタクトがあり、昨日の失敗を繰り返さないようにと鱒とのやりとりを慎重に行うも、またしても途中でフックアウト。
群れに期待してステップダウンしていくと、先ほどよりもいいサイズの鱒がフライをとらえる。
二度あることは三度ある・・・などと考えながらもバレないようにと祈りながら鱒との距離を縮めていく。
視界にとらえた鱒は白い大きな斑点が特徴的なグッドプロポーションのアメマス・・・
ランディングネットをネットケースから取り出し、フィニッシュに移ろうと思った瞬間、鱒は上流に上り首ふりのあとに・・・
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翌日には上流に移動して新しい流れにフライを送り込んでいく。
この日も昨日と同じストリーマーで岸際を流していると理想的なところで鱒からのコンタクト。
でも・・・
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今回の旅の収穫はセイコーマートの会員になったことかな・・・。
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by akiranspey | 2017-03-21 22:46 | 北海道 | Comments(2)

春の日差しに包まれて

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昨年の秋以来の道東本流への釣旅。薄暗いうちに身支度を済ませやや増水している流れに足元を確認しながら足を踏み入れる。日が昇ったであろう時間には辺り一面が濃い霧に覆われ対岸が全く見えない。連日の気温の上昇で雪代が入り、足首が確認できないほどに川の色も濁っていた。
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友人たちと川に入り黙々とキャストを続けるも誰一人として魚からの反応は皆無であった。
集中力が途切れかけていたお昼時に河原で昼食を済ませ、その後中流域に移動すると雪代でやや濁りがあるものの期待の持てる透明度。それでも魚からの反応はなく早々に宿にチェックインし夜の宴まで翌日の釣行のことを考えていた。
帯広近郊の河川はどの川も雪代による水温低下と増水で期待できないことから、僕たちは翌日には天馬を抜けて日高方面の流れへ車を走らせることにした。
最初の河川は十勝とは違いあまりにもクリアな透明度と減水で早々に見切りをつけ、次の流れへと向かう。
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たどりついた川はやや増水しているものの比較的透明度が高く、期待が持てる流れだった。
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友人たちと下流域で釣りを始めるとここぞという流れで雨鱒が微笑んでくれる。川岸の緩い流れには鮭稚魚が群れており、たまに雨鱒がボイルするシーンが見られた。
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鮭稚魚パターンのフライをストラクチャー付近にキャストしスイングが始まるとグングンとアメマスからの反応が手元に伝わる。
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十勝から天馬を抜けただけでほぼ雪はなく、暖かい日差しに包まれた日曜日。場所移動の選択が珍しくピタリと当てはまったこの日、最後に出逢えた雨鱒はグットプロポーションで白い斑点が眩しく輝く美しい魚だった。
同行してくれた友人たちに感謝します。

追伸:泥しぶきが似合う友人のディフェンダーかっこいいなあ・・・。
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by akiranspey | 2016-03-22 22:18 | 北海道 | Comments(11)

期待と不安

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水位の高かった本流も次第に下がり始め、タイミング的にはいい状況ではないかと
想像していた。
水の色も十分釣りになる程度、まだ幾分ハイウオーターだが、ポイントを探せば
川岸に立てる場所もある。
月曜日は札幌の友人と待ち合わせをし、実績のあるポイントに案内していただいた。
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水温、流れの変化、鮭の遡上など、鱒が着いていそうな場所を丹念に流すも
全く反応がない。不安な時間だけが過ぎてった。
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何が悪いのかもわからないまま何度もキャストを繰り返すも、この本流で出会えたのは
白い斑点を身にまとった小さなアメマスの一匹だった。
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イントルーダーをとらえたザリガニ・・・

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2日間北の本流に滞在したのち、思いきって東の本流に移動を決めた。
北と変わって暖かい風が川面を流れていて、時折り鱒のライズも見られる心地よい流れが広がって
いた。
地元の釣友のおかげもあり、釣行日の最後にはロッドを気持ちよく曲げてくれる鱒にも出会え
た。
心置きなく今年の虹鱒釣りをしめくくった・・・?

North River tackle
Rod:R.B.Meiser Highlander-s 15f#7
Reel:T-made
Line:skagitinter480gr  tip type6
fly:intruder Black&Orange

East River tackle
Rod:Review custum 11.5f #5
Reel:Hardy BougleV 3-3/4
Line:WF6f
Fly:wet paturn
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by akiranspey | 2015-10-23 00:02 | 北海道 | Comments(10)

十勝

キリッと頬を通り過ぎる風がいつもより幾分穏やかに感じられた3月の土曜日。各地から
たくさんのアングラーがここ十勝川を訪れた。
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十勝晴れという言葉がふさわしいほどに空は春らしい青空に包まれていたけれど、川岸にはまだ当分溶けそうもない厚さの雪氷が一面を覆っていた。
慎重な足取りで斜面を下り川を目指し、4か月ぶりの本流に足を踏み入れた。
物音のしない川に立ちこんでいると時折り川岸を覆う氷の割れるミシミシッという音が耳に届く。これも本格的に春に近づいているんだなと感じる瞬間だった。
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徐々にモノトーンの世界がカラフルな世界に変わっていく様子が至る所に感じられる。
春はすぐそこまで来ていた・・・

最初の雨鱒に出逢うためにチャートリュースカラーのイントルーダーをティペットの先に結び、流芯の向こう側に着水させたフライをゆっくりとスイングさせてみる。

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ブラック、オリーブ、ブルーなど色々なカラーを試してみると、どのフライにもアベレージサイズの雨鱒が心地よくフライにアタックしてくる。
みんなの笑顔が晴天の空のもとに広がっていく。・・・

潮回りや流れ込む水の水温の影響なのか雨鱒の反応は時間帯により大きく異なっていたけれど、この本流を訪れたみんなに雨鱒からのコンタクトが訪れ、わいわいとのんびりした雰囲気の中みんなで釣りができるのは、この川の大きな魅力かな・・・

またみんなにお会いできる日を楽しみに・・・
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Tackle Data

Rod: R.B.Meiser Highlander-s 15f #7
Reel:t-made3.7 & HARDY St john
Line: Skagit inter540gr & tip15f type3~8
GUIDE LINE interbody+tip15f type8
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by akiranspey | 2013-03-20 08:25 | 北海道 | Comments(8)

Monotone Time

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そろそろモノトーンの世界が広がる初冬の釣りが始まる。
体が冷えないように防寒対策を整えるけれど、いつも手先だけは素手のままだったりする。
もちろん冷たい空気と水で手の感覚は時間とともになくなっていくけれど、ランニングラインからたまに伝わる鱒からのコンタクトはじかに感じ取りたいから、きっと今年もグローブはしないと思う。
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その時々の釣旅でいつも悩むのがリールの選択。
厳しい寒さの中でちょっとでもリールを水につけてしまうと、瞬く間にリールは凍り付いてしまう。
構造が単純なリールのほうが応急処置は楽かもしれないけれど、鱒とタックルの写真は少しだけこだわりたいから、初冬の釣りはHARDYにしてみよう。
予備のリールはこれから決めるつもり。
そしてロッドはというと・・・
短いロッドのほうがガイドに付いた氷をとるのがきっと楽だから手返しのいいロッドを持って行こうかな。
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久しぶりの本流の釣り・・・こんなフライで釣れたらいいなと思うフライを気の向くままに巻いてみた。
もしかすると虹鱒の釣りもできればと淡い期待を持ちながらオレンジベースのフライも準備中。
さて今年も残りわずか・・・きっと今年の釣りもあと2回くらいだからよい出逢いがありますように♪
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by akiranspey | 2012-11-05 01:52 | 北海道 | Comments(4)

秋の気配

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更新がご無沙汰になってしまいましたが、そろそろ本流の季節が到来します♪
今度の週末は一日だけですが久しぶりの本流釣行、あのトルクフルな流れの中
で虹鱒に出逢いたいですね・・・。
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by akiranspey | 2012-09-09 21:16 | 北海道 | Comments(0)

十勝鱒

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十勝鱒

車の窓を開けると山間を流れる力強い水音が遠くから聞こえてきた・・・
背の高い蕗をかきわけて川へ降り立つ。
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あたりを見回すと薄暗い新緑の木々を背景にひときわ白く輝くヒゲナガがちらほらと飛び回っていた。
岸際を足音を立てないようにゆっくり歩いていくと、どこからともなくヒゲナガが姿を現す。
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カディスやカゲロウの姿もその中に混ざっていた・・・
ランの先端にたちキリッと冷たさの残る流れに足を踏み入れていく。

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マドラーミノーにスペイセッジを組み合わせキャストを始めた。
対岸に向かい伸びていくフローセントグリーンのライン・・・
ターンオーバーしたフライが着水し、流芯を横切り始めたときにロッドが引きずりこまれるような衝撃とともに、セントジョンが一気に逆回転し、けたたましい音があたりに響きわたった。
言葉では言い表すことが難しいリールからの悲鳴はそう長くは続かなかった。

ドキドキしながらすかさず同じ場所を流してみても、同じような衝撃が訪れることはなかった・・・

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Rod:R.B.Meiser MKS 12.6f #6/7
Reel:HARDY St.John
Line:Airflo Skagit Compact floating 450gr+intertip15f

Rod:REVIEW Custum 11f #5
Reel:HARDY Soverign 5/6/7
Line:Ultra4 WF6
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by akiranspey | 2012-06-26 01:21 | 北海道 | Comments(4)

オーロラの輝き

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ちょっと更新がご無沙汰になってしまいました。

釣りには行ってませんが、北の本流に棲む虹鱒に逢いたくて・・・
毎日コツコツと巻いてます^^
ヒゲナガラーバスペイ、スペイセッジetc・・・


好きな場所に車を止めて、好きな時に飯を食べて、疲れたら寝る・・・
そんな生活を送りに今月旅立つ予定です^^

オーロラは特に関係ありませんね・・・。
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by akiranspey | 2012-06-13 22:32 | 北海道 | Comments(6)

衝撃

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衝撃

それは何の前触れもなく突然やってきた・・・



増水と濁りの影響からか朝に小さな雨鱒に出逢ってからは魚の反応は皆無だった。
膝まで立ちこんでやっとウエーディングブーツが見えるくらいだから、少しずつではあるが濁りは薄れてきているようだ。
ナチュラルドリフトを心掛けて、スイングもゆっくり行うことを意識してキャストを繰り返す。
一投ごとにラインを引き出して、徐々に距離を出していった・・・

広い流れにフライを送りこみ、つかみきれない流れを丁寧に探っていった。

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陽が西に傾きかけたころ、グッとフライが押さえ込まれた感触が手元に伝わってきた。
ロッドを岸際に少し倒すと一気にロッドが弧を描いていく・・・

見たこともない大きさの白銀の大鱒が突如水面を割った。
それから身をくねらせて3度のジャンプを見せた。

リールは凄まじい速度で逆回転し、大鱒は下流に突っ走っていく。
増水した流れの中で疾走は止まらない。

最初にリールの逆転が止まったのは、フライラインとバッキングラインの
つなぎ目がトップガイドから少し出た時だった。

大鱒を流れの筋から出そうとロッドを岸側に倒しプレッシャーを掛けるけれど、一向に動きだす気配はなかった。
自分がすこしずつ下流に下って出されたラインを慎重に巻き取っていくけれど、出されていくラインのほうが圧倒的に多いことに焦りを感じていた。

下流の瀬の向こう側遥か彼方で大鱒が再び水面を割った。

鱒との距離は次第に遠くなっていった・・・

気づくとリールにはバッキングラインがなくなるところまできていた・・・


そう思ったときにはすでに遅く、僕と長いラインで繋がっていた先からフッと生命反応が消えていた・・・


ますます本流にのめりこんでいきそうな予感・・・。


Rod: R.B.Meiser Highlander-S 15f #7
Reel: Saracione Mark Ⅳ Salmon 3-3/4
Line:Skagit Compact 510gr Tip type3-type8
Leader:0X12f
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by akiranspey | 2011-10-10 22:28 | 北海道 | Comments(14)

幻・・・

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久しぶりの投稿ですが、さっぱり釣りには行ってないのでネタがありません・・・

先週末は以前から予定していた北海道釣行でしたが、日ごろの行いがよくなかったのか
河川が大変な状況になってしまい、おとなしく家族サービスデーとなってしまいました。

東京からの友人は予定通り北に飛び、いろんなおいしいものと釣り人との出会いがあったようです。

うらやましいなぁ・・・

次回の北海道釣行は河川が回復してますよ~に・・・。
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by akiranspey | 2011-09-15 22:08 | 北海道 | Comments(14)