カテゴリ:北海道( 26 )

雪景色・・・北の本流 尻別川

冬ならではの透き通った水の色そして眩いくらいに輝く雪景色・・・
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久しぶりにこの本流を訪れてみた。
釣りをするにはまだ季節は早く、鱒に出会えないかもしれないのを覚悟のうえでの釣旅。
川に近づくのも容易ではない積雪の中で二人のフライマンを見かけた。
こんなに寒い季節の中で頑張ってるんだな~と、自分と同じ志を持った釣り人がいたことに少しうれしさを感じた。
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厳しい状況の中でのキャスティング・・・
吹雪、晴れ間、みぞれ・・・めまぐるしく変化する天候
渇水した流れの中で鱒が潜んでいそうなポイントを探しフライを送り込む。
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水底にじっと身を潜めていそうな流れから、待望のアタリ・・・グングンッと雨鱒の躍動感がロッドに伝わってくる。
一瞬根がかりかと思いロッドを立てて確認したものだから、すかさず鱒は水面まで浮上し身を震わせた。
結構いいサイズの鱒・・・
しかも幅の広い体高の鱒の側面はシルバーに輝きそして綺麗なレッドバンドが・・・
しまった、と思ったときにはすでに手遅れでロッドに伝わっていた生命感はすでになくなっていた。
すっかり雨鱒だと思い込んでいた魚は虹鱒だった
鮮明にあのシルバーボディとレッドバンドだけが記憶に残った本流のとある流れ・・・
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日曜日には2度の鱒からのコンタクトがあったものの、どちらも数秒でフッとロッドに伝わる生命感は消えてしまった・・・

来月になればもう少し鱒の活性もあがるのかな・・・
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by akiranspey | 2011-02-21 01:11 | 北海道 | Comments(10)

スペイとの出逢い

スペイとの出逢い

今から15年程前のこと・・・

北の本流で釣りをしていたときに一人のフライマンと出会った。
その彼は18fのロッドを片手に、今まで見たこともないキャスティングスタイルでその本流の対岸めがけてキャストを繰り返していた。
それまでの僕の本流の釣りはシューティングヘッドを使用したダブルハンドでのオーバーヘッドが主流であったが、彼の、四次元の空間をまるで生き物のように動くラインの扱いを見たときに、驚きそして感動したのを今でも覚えている。
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それがスペイキャスティングだということがわかったのはもう少し後のこと・・・

その頃から次第に本流の魅力にとりつかれていった僕は、北の大地で出会った彼のキャスティングがどうしても気になり、市販の本やインターネットですぐに調べてみた。
便利な世の中になったもので、そう時間はかからないでそれが「スペイ」というものだということに気付かされる。

スペイキャストというものが次第に注目されはじめていた頃で、今のようにスペイに関する情報が充実していない時代だったのでロッドの情報もあまり得られないまま、最初のスペイロッドを購入した。

僕が最初に手にしたロッドはO-REX ACCIPITER 15f #9/10

軽量でシャープな振り心地、オーバーヘットでも難なく使えるロッドだった。
返りが速いとタイミングがとりづらいとも言われていたが、キャスティングを体に浸み込ませるにはかえって返りの速いロッドのほうが、ごまかしがきかなくてよかったと思っている。
ラインはXLTやMidSpeyを購入し、毎日仕事前に川に通いキャスティング練習を繰り返した。

周りにはスペイをやっている人も、まして教えてくれる人もいなかったため、僕はビデオやDVDを見ながら試行錯誤を繰り返していた。自分のキャスティングフォームをビデオカメラで撮影し、自宅に戻ってからそのフォームをチェックしたりした。
ロングロッドでロングベリーのラインをキャストすることに憧れていた瞬間・・・
優雅で華麗なループを夢見て日々練習に明け暮れた・・・。

伝統的なスペイアクションがどのようなものか一度試してみたいと思い、Clanの17f #9/10を手にしたのがもう少しキャスティングができるようになってからのこと。
その当時、仕事場から5分とかからないところに川が流れていて、川幅のある流れで少々のシングルスペイならばロングロッドでも十分練習できる流れだった。
盛期のイブニングには大型ヤマメがライズし練習しながら実釣ができる恵まれた環境に身を置いていた。
O-REXと同じキャスティングフォームではClanは思うように投げられなかった。
ロッドの軌道やキャスティングアーク、スピード・・・

スペイの奥深さにさらにのめり込んでいった・・・。

北の大地で彼にお会いしてから何度か一緒に釣りをさせていただく機会に恵まれた。
彼が所有するB&Wの18fにカスタムラインの組み合わせ・・・
「ちょっと振ってごらん・・」と言われて、北の本流使用のシステムを振らせていただいたことがある。
その時はスペイキャストの真似事も少しできるようになってきたころで、何とか投げられるかな・・なんて安易な気持ちでロッドをお借りした。
でも、そのわずかな自信がすぐに打ちのめされた・・・

ロッドが持ち上がらず、ラインも水面に浮いてこない・・・
何度かロールキャストしても、そのラインは最後まで水面に出てくることはなかった。
こんな重いシステムであれだけのキャスティングをしていたのか・・・
B&Wのロッドの存在をはっきり知ったのもこの時だった。

僕は北の本流から戻ると、すぐに彼と同じロッドを手にした。
18fのB&Wのロッドはリールとの総重量で1kgを超えていた。
体をフルに使わないと投げられないこのシステムで、また練習を繰り返した。

18fのロッドをいかに曲げるかを考え、フルシンクラインで水中に突き刺さったラインの浮かせ方に試行錯誤した。
北の本流の重い流れに潜む大魚を仕留めるには、確かに中途半端なラインシステムでは対応できないと感じていた。
狙っている魚の大きさがまさに「幻の大魚」と言うにふさわしい大きさだったのには驚きを隠せなかった・・・

あのころから早くも10年以上の月日が流れていた。
自分のダブルハンドの主流がスペイに移行し、様々なポイントで釣りができるようになっていった。ラインシステムもスカジットやショートヘッドがメインとなり、ラインの進化によってそれほどキャスティングに難しさは感じなくなったように思う。

でも僕の手には、あの日振らせていただいたフルシンクのカスタムラインの感触がいまでも鮮明に残っている。
やはり僕の原点はロングベリーのカラフルなラインが宙を舞うことに幸せを感じることかも・・・
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by akiranspey | 2010-12-05 23:04 | 北海道 | Comments(8)

始動開始!!

ちょっと忙くてまったく更新できていませんでしたが、今週末から秋の鱒釣りを開始します。

今回の釣行場所は・・・


帰ってきてからのお楽しみということで・・・


ちなみに使用するフライはブラックキング、アレキサンドラ、スペイセッジなどなど。
大型のスペイフックに巻いたパターンが中心になる予定です。

荷物の準備は完了!!
あとは明日の仕事を乗り切るのみです~。
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by akiranspey | 2010-09-16 22:55 | 北海道 | Comments(2)

北の本流 ~尻別川~

深夜1時を過ぎたころだったろうか・・・
僕を乗せた車は目的地である北の本流、尻別川にたどりついた。
体には少し仕事の疲れが残っていたものの、車の窓を少し開けてみると
心地よい川の音色が耳に響いてくる。
空を見上げてみると薄青色の夜空には星がかすかな光を放ち輝いていた。

夜が明けるにはまだ2時間ほどある。
ちょっとだけ目を閉じて体を休めようと試みるが、川を前にした僕はすでに
釣りモードに・・・


朝も3時を過ぎたころ、遠くの東の空が少しばかり明るくなってきた。
車のドアを開けて外に出てみる。
大きく手を伸ばして深呼吸をすると、川の香りと草の匂いが僕を包み込む・・・
いよいよ北の本流スペイの始まりである・・・。

かすかな空からの明かりをたよりに仕度を始める。
最初に選んだ場所は蘭越の豊国橋のやや上流、南部川の出会いを左岸から攻めてみることにした。
13.11f8番のロッドにウインドカッター8/9/10番、タイプ3のティップに
ヒゲナガチューブを選択した。

ロッドとラインのセッティングは先日の中禅寺湖で確認済、よい感じでラインが伸びていく。
キャストを開始して間もなく、魚からのコンタクトがある。
フッキングはしないもののスイングを終えようとした直前に明らかに魚と感じられる
感触が手元に伝わってきた。

フライの選択は正しいようだ。

ステップダウンしながら釣り下っていくと、同じように手元に不意の違和感を感じる。
ドキドキしながらキャストを繰り返していると、突然スイング中にフライがひったくられた。
ゴンゴンッとフライを加えた魚のパワーでロッドが下流へと引っ張られたかと思うと、そのテンションは手元からあっという間に消え去ってしまった・・・。

その後も魚からの反応はあるものの、陽が昇り始めると徐々にその反応は少なくなっていき、それっきりイブニングタイムまで僕のフライを見つけてくれる魚はいなかった。

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ちょっとだけ線路を旅してみた・・・

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Mr.ABUさんの精巧緻密なキャストが繰り返される・・・

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Mr.YUNさんは必ず結果を残す釣り人・・・

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ローカルな電車で旅をしながら釣りをしてみたい・・・

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僕の相棒、心地よいキャストフィールを持ってます・・・

そんな中でも友人たちはしっかりと鱒を釣り上げている。
同じようにキャストし同じように流しているつもりでも、優しい鱒が僕のフライを見つけてくれることはなかった。

まだまだ未熟な僕は北の本流を旅しながら優しい鱒を探しにいこうと思います・・・
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by akiranspey | 2008-06-26 00:16 | 北海道 | Comments(6)

セッジの季節に・・・

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なんとか休みが取れることになり、明日から北の大地に旅立ちます・・・

帰りはいつになることやら・・・

仲間の顔を見て、よい鱒に出会えれば帰ってこよう・・・
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by akiranspey | 2008-06-19 21:03 | 北海道 | Comments(0)

遥か北の大地へ・・・

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果てしなき北の大地への旅立ち・・・

深々と降り積もった雪と、まばゆい青の空が僕を待っているのか・・・

気の向くままに巻いた戦士たちへ

僕とともに、北に棲む鱒と戦う日まで、しばし休息としよう。

11月22日、北の本流へ向け旅立つ・・・
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(GPブラック&イエロー、スペイフライetc・・・)
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by akiranspey | 2007-11-18 01:27 | 北海道 | Comments(12)

Dreams dreams!!

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                   photograph by Mr. ABU


トラウトの動きが次第にあわただしくなる夏の始まり・・・

車がまばらに行き交う地図の上に存在する道から地図上では存在しない道へと車を走らせる。
緑の木々で覆われた、そして木漏れ日が木の葉の間から溢れる名もなき道・・・
木々の息吹が良い香りを醸し出し、鳥の囀りが心地良いリズムを刻む・・・

本流から次第に遠ざかるその道はどこまで続いているのだろうか・・・
窓を空けると本流の水音がさわやかな風に運ばれて僕の耳に届く。

車から本流はまだそんなに遠くない・・・

道路脇に見つけた駐車スペースに車を止め、水音のするほうへ歩き出す。
背丈ほどに生い茂った藪を掻き分け、額にうっすら汗を滲ませながらトラウトの棲む流れへと突き進んでいく。

帰り道がわからなくならないように木々の枝にしるしを残す。帰り道を見失う経験を僕は何度もしているから・・・

そして、とうとう僕の目の前に目指していた本流が姿を現した。

左岸にたどり着いた僕・・・
川に立ち込むと、まだ夏の訪れに気づいていない川は、その冷たさを足もとに伝える。
膝まで立ち込むだけで、その強い流れは僕の体を押し流そうとする。

強くそして重い流れ、ときには荒々しく白泡をはじき出している瀬が交互に繰り返される。
水面の変化はところどころに大岩が点在していることを僕に知らせる。
昨年はなかったであろう大木が本流の強さには勝ち目がないことを連想させるように横たわっている。

やや右岸に流心を持つその流れ・・・
対岸付近は水の色をエメラルドのごとき輝きに変えて、明らかに深く、そして僕らには手の届かないトラウトの遡上ルートであることをうかがわせる。対岸は人の侵入を阻む。

その距離約65ヤード・・・

僕のキャスティングの腕ではその魅惑的なエメラルドの流れにフライを送りこむことはできない。その流れにフライを送り届けることのできるスペイキャスターがいるかどうか・・・

それでも僕はその流れに精一杯のキャスティングで勝負に挑みたいんだ。
素晴らしいトラウトに出会えなくてもそれはそれでよい・・・

本流でロッドを振り続けていたい、ただそれだけ・・・


いつの日かそんな夢を見たんだ・・・。
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by akiranspey | 2007-07-22 22:45 | 北海道 | Comments(2)

to the dream streams

明日の夜、北の大地へと旅立つ・・・

今日の雨がどういう結果をもたらすのか・・

本流スペイ!

魚の待つ流れへいざ出陣です・・・。

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by akiranspey | 2007-07-12 23:54 | 北海道 | Comments(1)

北の本流

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北の本流・・・
そうたびたび行けるわけではないので、一度の遠征でその川の流れや特徴をいろいろ見極めなければならない。
当然、時期によって水量や魚の着き場も変わってくるので、四季の変化による川の流れを自分なりにいつもイメージしながら釣りをする。

これがけっこう楽しい・・・

その時にイメージした流れを確かめるために、違う季節に本流に行ってみると予想外にイメージとはかけ離れていることもたびたびある。

これもまた楽しい・・・

思い通りにはいかないなあ・・・とニヤニヤしながら、また7月に北の本流に僕は立っています。

これがいまから楽しみ・・・。
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by akiranspey | 2007-06-26 00:15 | 北海道 | Comments(6)

スペイの旅・・・湖編

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今から約10年くらい前のこと・・・
季節はちょうど今頃、透き通るような青空に蝉の鳴き声が心地よく響きわたる湖畔に僕は立っていた。

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見よう見まねで巻いたセミフライ。
黒いディアヘアを繰り返しシャンクに巻きつけ、ウイングにCDCを付けただけのフライ・・・
一生懸命巻いたはずだったが、出来上がりはディアヘアがスカスカの恥ずかしいフライに
仕上がってしまった。

さざ波が立ち、優しい風が吹く。湖面には風で運ばれてきた蝉が羽根をバタバタ動かしている。
波に浮かぶ蝉をじっと見ていると、突然ゴボッという音とともに姿を消した。
一瞬目を疑ったが、間違いなく鱒であろうその魚は蝉を突き上げ、そして消し去った。

初めて見たその光景は今でも鮮明に記憶に残っている。


興奮冷めやらぬ僕は、出来損ないのセミフライを結び、すかさずキャストする。
波間に揺れている僕のフライを小さな鱒たちがつついて遊んでいる。

微笑ましい光景だが、僕が会いたいのはもっと大きな鱒・・・

その瞬間は時を待たずして訪れた。

着水するやいなや、黄金色の鎧を身にまとった茶鱒が僕のフライを吸い込んだんだ・・・


あれから10年の歳月が流れ、ふたたび支笏湖に立っている。

ただ、あの時と違うのは、湖には優しく平和な時間が流れていることだけかな・・・。
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by akiranspey | 2007-06-15 23:16 | 北海道 | Comments(4)