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最後のチャンス

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釣った魚よりも逃した魚の感触のほうがはっきりと記憶に残る。
あの衝撃をもう一度、そして今度こそは・・・



週初の雨で増水、濁りが気になっていたが、週末に向かいよい感じで
次第に水位が下がり濁りも薄れてきた。

本流の水温も一桁に下がり、いよいよ今回が最後のチャンスかと思い
北の大地へ飛び立つ。

そこまで迫っている冬の気配を感じるには十分すぎるほど早朝の冷え込みは厳しかった。
あと数十分もすれば東の空から太陽が顔をのぞかせる中、身震いをしながらウエーダーに足を通し、ウエーディングジャケットを羽織った。

薄青色に空の色が変わっていき、次第に本流の表情も明らかになっていく。
友人達とともに魅惑的な流れにゆっくりと入り込んでいった。

不意に訪れるかもしれない大鱒との出会いを期待して、先日よりも一段パワーアップしたタックルで本流に挑んだ。
本流の流れは複雑で、水中には手ごわい障害物が点在しているためフライのロストを覚悟して信じたフライを送りこんでいった。

霧に包まれた幻想的な本流でリールの逆転音が響き渡ったのは、釣りを始めて一時間ほどたったころだったろうか。
流心にフライを着水させてフライを送り込むとすぐに押さえ込むようなアタリがあり、大鱒の躍動感がロッドを通して手元に伝わってきた。

先日逃した大鱒の衝撃が頭をよぎり、幾分慎重になりながら鱒とのやりとりを始めた。
体高のある虹鱒が時折り水面で身をくねらせる。
ドラグを調整しながら大鱒の走りに追従するようにロッドを操作するけれど、逃してしまうかもしれない不安が常につきまとっていた。
次第に鱒との距離が近づくけれど大鱒はまだそのパワーでロッドを絞り込んでいく。
そしてクライマックス・・・
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友人にランディングを手伝ってもらい、やっと手に入れることのできた本流に棲む
60オーバーの宝石・・・

Rod:Bruce&Walker Norway Speycaster 15f #7-8 Custum
Reel:Saracione Mark4 Salmon 3 3/4
Line:Skagit Deluxe 600gr Tip type3
Leader:0x12f
Hit fly:GP orange colar
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瀬尻でダンケルトを引っ手繰っていった50オーバーの本流虹鱒・・・
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Rod:Bruce&Walker Norway Speycaster 15f #7-8 Custum
Reel:T-made tt original
Line:guideline interbody8-9 Tip type6
Leader:0x12f
Hit fly:Dunkeld spey paturn

札幌の友人はもとより、本流では一年ぶりに偶然再会したフライマンや鱒とのショットを手伝ってくださったフライ&ルアーマンの方など、今年最後の本流虹鱒釣行は最高の釣旅となりました。

この場をお借りしまして皆様に感謝いたします^^
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それでは心おきなく雨鱒モードへ・・・(笑)
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by akiranspey | 2011-10-23 22:04 | 虹鱒 | Comments(22)

衝撃

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衝撃

それは何の前触れもなく突然やってきた・・・



増水と濁りの影響からか朝に小さな雨鱒に出逢ってからは魚の反応は皆無だった。
膝まで立ちこんでやっとウエーディングブーツが見えるくらいだから、少しずつではあるが濁りは薄れてきているようだ。
ナチュラルドリフトを心掛けて、スイングもゆっくり行うことを意識してキャストを繰り返す。
一投ごとにラインを引き出して、徐々に距離を出していった・・・

広い流れにフライを送りこみ、つかみきれない流れを丁寧に探っていった。

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陽が西に傾きかけたころ、グッとフライが押さえ込まれた感触が手元に伝わってきた。
ロッドを岸際に少し倒すと一気にロッドが弧を描いていく・・・

見たこともない大きさの白銀の大鱒が突如水面を割った。
それから身をくねらせて3度のジャンプを見せた。

リールは凄まじい速度で逆回転し、大鱒は下流に突っ走っていく。
増水した流れの中で疾走は止まらない。

最初にリールの逆転が止まったのは、フライラインとバッキングラインの
つなぎ目がトップガイドから少し出た時だった。

大鱒を流れの筋から出そうとロッドを岸側に倒しプレッシャーを掛けるけれど、一向に動きだす気配はなかった。
自分がすこしずつ下流に下って出されたラインを慎重に巻き取っていくけれど、出されていくラインのほうが圧倒的に多いことに焦りを感じていた。

下流の瀬の向こう側遥か彼方で大鱒が再び水面を割った。

鱒との距離は次第に遠くなっていった・・・

気づくとリールにはバッキングラインがなくなるところまできていた・・・


そう思ったときにはすでに遅く、僕と長いラインで繋がっていた先からフッと生命反応が消えていた・・・


ますます本流にのめりこんでいきそうな予感・・・。


Rod: R.B.Meiser Highlander-S 15f #7
Reel: Saracione Mark Ⅳ Salmon 3-3/4
Line:Skagit Compact 510gr Tip type3-type8
Leader:0X12f
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by akiranspey | 2011-10-10 22:28 | 北海道 | Comments(14)