氷点下での出逢い ~十勝川中流域編~

頬に突き刺さるような冷たい風が吹く十勝川中流域・・・
早朝の気温は氷点下5度をさしている。

東京の友人と初めてお会いするSWING UPのTさんとともに砲弾型の虹鱒をもとめて
十勝川中流域を訪れた。
河原には霜がおり普段は柔らかく歩きにくい泥地も、寒さのせいでその表情は固い。
足裏にはシャカッ、シャカッという柔らかいガラスの割れるような音が響く・・・
青く澄んだ流れを眺めながらガイドにラインを通していく。
広大な流れをくまなく探るために選択した今日のシステム・・・
Rod:TSR DSP16f #12
Reel:Hardy Sovereign11/12
Line:GUIDE LINE interbody+T14(15f)
Leader:0x12f
Fly:SpeyFly&Waddington basecolar orange

水温も5度を下回っており鱒の活性も低いだろうとのことで、比較的流れの緩い水深のあるポイントを丁寧に流していく。
ダウンクロスにキャストしすぐにメンディング・・・
ゆっくりとスイングを開始し、フライが流れを横切っていく。
そろそろスイングが終わった頃合を見図ってラインを水面から少し浮かしてみると、まだフライはスイングを終わらせていないようだ・・・
スイングが終わったのを確認しリトリーブを開始るすとすぐに、手元にゴンッという感触が伝わってきた。

十勝川で初めて出逢ったブラウントラウト。
紫がかった魚体が美しい鱒だった・・・
この寒さのなかで出逢えた貴重な一匹を手にしてしばし余韻に浸る・・・
鱒を流れに戻してまもなくすると再び鱒からのコンタクト・・・
冷たい水の中から現れたのはシルバーの魚体が眩しい虹鱒だった。

またセッジの時期にお伺いしますので宜しくお願いします。

十勝川下流域編に続く・・・
by akiranspey | 2009-11-22 20:09 | ブラウントラウト

