道南の清流

タイミングがよければ鮭稚魚にボイルする雨鱒の姿が見られるというこの季節・・・
僕ら7人は鮭稚魚を模したオリーブベースのフライを結び、早朝から本流に立ち込んでいた。
ここ数日暖かい日が続いたようで、雪代の影響で川の水位と水の色が釣りを困難にさせる。
それでも最初に友人が50クラスの雨鱒をヒットさせたことで、途切れそうな集中力を何とか持続させてキャストを続けることができた。

しばらくすると僕の上流で友人のロッドが綺麗な弧を描く。
トルクフルなやりとりの末、残念ながらこの魚は流れの中へと消えていってしまったが
いつか僕にもという期待が次第に増してくる。

しかし、期待に反してそれからは沈黙の時間が続く。
ポイントを移動し、時には散発ではあるが鮭稚魚にボイルする光景は見られるものの
アタリすらない今回の釣り・・・。
最後まで僕のところに女神が微笑むことはなかった・・・

(手前の岸際はまだ厚い雪に覆われた上流部)
by akiranspey | 2010-04-04 00:58 | アメマス

