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衝撃

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衝撃

それは何の前触れもなく突然やってきた・・・



増水と濁りの影響からか朝に小さな雨鱒に出逢ってからは魚の反応は皆無だった。
膝まで立ちこんでやっとウエーディングブーツが見えるくらいだから、少しずつではあるが濁りは薄れてきているようだ。
ナチュラルドリフトを心掛けて、スイングもゆっくり行うことを意識してキャストを繰り返す。
一投ごとにラインを引き出して、徐々に距離を出していった・・・

広い流れにフライを送りこみ、つかみきれない流れを丁寧に探っていった。

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陽が西に傾きかけたころ、グッとフライが押さえ込まれた感触が手元に伝わってきた。
ロッドを岸際に少し倒すと一気にロッドが弧を描いていく・・・

見たこともない大きさの白銀の大鱒が突如水面を割った。
それから身をくねらせて3度のジャンプを見せた。

リールは凄まじい速度で逆回転し、大鱒は下流に突っ走っていく。
増水した流れの中で疾走は止まらない。

最初にリールの逆転が止まったのは、フライラインとバッキングラインの
つなぎ目がトップガイドから少し出た時だった。

大鱒を流れの筋から出そうとロッドを岸側に倒しプレッシャーを掛けるけれど、一向に動きだす気配はなかった。
自分がすこしずつ下流に下って出されたラインを慎重に巻き取っていくけれど、出されていくラインのほうが圧倒的に多いことに焦りを感じていた。

下流の瀬の向こう側遥か彼方で大鱒が再び水面を割った。

鱒との距離は次第に遠くなっていった・・・

気づくとリールにはバッキングラインがなくなるところまできていた・・・


そう思ったときにはすでに遅く、僕と長いラインで繋がっていた先からフッと生命反応が消えていた・・・


ますます本流にのめりこんでいきそうな予感・・・。


Rod: R.B.Meiser Highlander-S 15f #7
Reel: Saracione Mark Ⅳ Salmon 3-3/4
Line:Skagit Compact 510gr Tip type3-type8
Leader:0X12f

by akiranspey | 2011-10-10 22:28 | 北海道

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