道東釣りの旅

5月4日
空のかなたに続いているかのようなどこまでもまっすぐな道をひた走る。
向かうは別寒辺牛川・・・
初夏を思わせる青い空に、陽の光で輝きを放つ緑の草原が、やけに心を落ち着かせた。
ずっとここにいれたらなあ・・・
現実とかけ離れた、のんびりと時間の流れるこの地に懐かしさを感じる。
僕が生まれた北の大地を離れてから、すでに20数年の月日が流れていた・・・。
別寒辺牛川到着・・・。
道路脇に車を止め、線路を歩いた。
近くで見たこの川は、コーヒーブラウン色をしており、湿原独特の雰囲気を醸し出していた。

何もわからぬまま、右岸を釣り下る。
フライは鮭稚魚パターンを選択してみた。
ほぼ正面にキャストしフライを十分に沈める。ターンし終わったあとラインのテンションを感じ取る。
鮭稚魚はゆるやかな流れを上流から下流に下っているはず・・・
そんな思いから、ラインのテンションを緩めて、フライを流れに乗せて下流へと流す。
そして、フライをふたたび上流にリトリーブしようとした瞬間だった・・・

砲弾型のアメマスは14フィートのスペイロッドをバットから曲げてくれた。
たくましい尾びれ・・・強い流れの中を生き抜いてきた証なのだろう。
この旅の最後に僕に会いにきてくれた。
うれしい・・・。

by akiranspey | 2007-05-10 21:36 | アメマス

