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いったい何を・・・

金曜の夜から土曜夜半にかけて・・・
屋根をたたく雨音が響いていた。
比較的強い雨音は鳴り止むことはなく、僕の眠りを妨げていた。
本当は週末の釣りの行き場を失ったことが僕の眠りを妨げていたのだが・・・

土曜日の早朝、まだ空は薄蒼色に色づいているころにふと眼が覚めた。
雨音は鳴り止んでいる。

さて、どうするか。
5分とたたないうちに僕は車に乗り込んでいた。とりあえずロッドを振りたかったんだ・・・

平日の疲れを癒すように、そして空へ向かって解き放たれるループを見るために・・・。
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増水と濁り・・・
本流はやはり昨夜の雨で釣りをするには厳しい状況だった。でもスペイロッドを振り続けた。

ウインストンの美しいグリーンのブランクを持つスペイロッドに、シャンパンゴールドに輝くハーディソブリン・・・僕の最近のお気に入りである。

川の右岸に立ち、右手のダブルスペイ、スネークロール、左手のシングルスペイ・・・
まだまだ練習が必要である。


この日のイブニングタイム・・・
ふたたび本流を訪れた。
すっかり濁りが取れ、朝と比べると水位も30センチほど落ちている。
セオリー通りに行けば、この後、爆発的なライズが見られるはず・・・そう思いながら
お気に入りのタックルに最近実績のあるフライを結んだ。

待つこと30分・・・
大型カゲロウが姿を見せ水面付近を大小さまざまな虫達が飛び交っている。
そしていつのまにか始まっていた。
あちこちで物凄いライズだった。
瀬尻、流心、流心脇、場所を選ばない。
尺を超えるヤマメも水面から飛び立つかのような派手なライズだった。

まずは手前の流れからナチュラルドリフトでフライを流す。そして一投ごとにラインを30センチほど出して次のキャスト。
5,6投したころだったろうか、最初のアタリが来た。
小刻みな引きが手元に伝わってくる・・・
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ますますライズは激しくなる。
しかし、僕がステージに上がれたのはここまでだった。
凄まじいライズを前に僕のフライはことごとく無視された。
セッジ、メイフライ、ソフトハックル、etc・・・
どのフライでも全く反応がなかったんだ。

彼女たちはいったい何を捕食していたのか・・・。

by akiranspey | 2007-05-27 22:01 | ヤマメ

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