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秋風漂う山上湖の釣り

雲の中に広がる世界・・・
山上湖の虹鱒釣り
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山道に差し掛かったときに表示されていた気温は11℃。
シャツ1枚では肌寒いくらいの8月とは思えないような冷たい空気が僕らを包んでいた・・・
待ち合わせ場所には東京から来た友人が二人、久しぶりの再会だったが
逢えなかった時の流れを感じさせないような雰囲気に包まれ、今日の釣りをより楽しみなものにさせていった・・・
僕にとって初めてのボートでの釣り・・・
僕ら4人は2艘に別れて船を漕ぎ出した。
山上湖特有の深い蒼色をした湖・・・神秘と幻想的な世界が広がっていた。
深い雲に覆われた湖面は数メートル先が全く見えない状況・・・
それでも同船した東京の友人は記憶を頼りに、船を漕いでくれた。
僕は友人に教えられたとおり、タイプ3のシンキングラインをリールから引き出し、その先にはオリーブのビーズヘッドのストリーマーを結び湖に送り込んでいく・・・

ややゆっくりとした速度でボートを漕いでいく。
あたりは相変わらず深い雲に覆われていて僕等の居場所さえ定かではない。
僕はロッドティップがいつ引き込まれるかドキドキしながらじっと見つめていた・・・

その瞬間が訪れるまでにそう時間はかからなかった・・・
おそらく出船して5分と経っていなかったと思う・・・
突然、ラインが湖中に引き込まれ、ロッドが綺麗な弧を描いた。
8番ロッドに躍動感みなぎる鱒からの手ごたえがズッシリと伝わってくる。

最初の山上湖の鱒との出会いはやや臆病になりながらのロッドさばきだったと思う・・・
体高ある虹鱒47cm
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それからも僕等と鱒との出会いは尽きることなく続いていく・・・
友人はさすがこの湖を知り尽くしているだけあって、僕を的確なポイントへ案内してくれる。
ふと気がつくと僕等の周りにはいつも2匹の蝶々が舞っていた。
まるでサーモンフライのカラーを身にまとったようなきれいな蝶々・・・
風のない湖面をヒラヒラと楽しそうに・・・

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夕方の一時、一面を覆っていた雲がさっと姿を消した。
湖の全容が目の前に広がる・・・

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無数のライズリングがあちこちに見えたとき、またこの湖を訪れてみたいという気持ちが僕の中で沸き起こる。

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その湖の姿が僕の目の前に映し出されたとき、遠い昔に読んだ釣りキチ三平の一説を思い出していた・・・。

たしか山上湖のコバルトマスの釣りだったような・・・。
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by akiranspey | 2008-08-24 22:38 | 虹鱒

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